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ヴァーチャル解剖実習システムを構築しました。

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 医療人は、年々進歩する診療画像から体内の様子を立体的にイメージし、病変を発見・評価することが必要です。評価以前に診療放射線技師は、体内をイメージしつつその診療画像の描出もしなければなりません。内臓の形や立体配置を理解するには、実際に解剖実習を行いそれらを体感することが最も効果的ですが、我が国では医学部において解剖の有資格者のみが行うことのできる実習です。そこで本学では、解剖実習に代わる教材としてヴァーチャル解剖実習システムを構築しました。

脚を含む高さ2m、幅1.8m、70型のモニターに実物大の3D人体画像を描出し、各臓器の形状と名前、立体配置を表示させるシステムです。このシステムはタッチパネルを採用しているため各臓器を自分の「手」で動かしながら好きな角度から眺めることができます。まずコンピューターグラフィックスで制作された人体を用いて基本的な「人体解剖学」を学びます。これは臓器ごとに色分けされていますので初めて解剖を学ぶ人にも非常に理解しやすくなっています。次に実際の診療で使用されているCT、MRIといった医用画像を用いて、「画像解剖学」を学びます。これによって各臓器がどのように描出されるのかを学ぶことができます。この医用画像も実物大、3Dで表示し、自分の手で移動、回転させることができます。これをコンピューターグラフィックスと対比することによって解剖をより深く理解するとともに、2次元医用画像から実際の内臓をイメージするトレーニングを行うことができます。また、このシステムにはホワイトボード同様、画面上に直接書き込む機能を加えましたので解説も非常に容易です。もちろん画面をそのままプリントアウトすることも可能ですので実習後の復習も容易です。

興味のある方は放射線技術学科 田中まで連絡ください。