看護師の夜勤はきつい?勤務形態の種類と体調管理の注意点を正直に解説
看護師の夜勤がどれくらい大変なのか知ってから進路を決めたい人へ、勤務の実際と体調管理のコツを紹介
看護師の夜勤は、正直にいえば楽ではありません。
ただし勤務形態は主に「三交代制」と「二交代制」の2種類あり、夜勤の回数・長さ・休み方は職場によって大きく異なります。
夜勤には手当が付き、収入面の支えになるのも事実です。
つまり「夜勤=無理」と決める前に、仕組みと対策を知ってから判断するのが正解です。
「私、夜型じゃないけど大丈夫?」「体を壊したりしない?」
看護師を目指したい気持ちはあるのに、夜勤の口コミを読みあさっては不安になる。
その繰り返しで進路を決めきれない高校生は少なくありません。
この記事では、夜勤の勤務形態の種類と1日の流れ、大変さの正体、そして現役世代が実践している体調管理のコツを、包み隠さず紹介します。
不安をなくすのではなく、不安の中身を「知っている状態」に変えていきましょう。
【この記事のポイント】
- 夜勤には三交代制と二交代制があり、回数・長さ・休息の取り方が大きく違う
- きつさの正体は「生活リズムのずれ」で、仮眠・光・食事の工夫で対策できる
- 夜勤の負担は職場選びで変えられるため、進路段階で仕組みを知ることが大切
この記事の結論
- 最も重要なのは、夜勤の大変さは「体力」より「生活リズムの管理」の問題だと理解すること
- 三交代制は1回8時間程度×月8回以内が目安、二交代制は16時間程度の長時間夜勤×月4〜5回が一般的な型
- 日本看護協会はガイドラインで夜勤負担の軽減策(仮眠の確保や勤務間隔など)を示しており、労働環境の改善は進んでいる
- 夜勤が不安でも、外来・健診・訪問など夜勤のない働き方へ移る道もあり、選択肢は一つではない
夜勤の仕組みを知る:勤務形態の種類と1日の流れ
三交代制と二交代制、それぞれの型と違い
三交代制は、1日を日勤・準夜勤・深夜勤の3つに分ける働き方です。
1回の勤務は8時間程度で、深夜勤は夜中から朝まで働きます。
二交代制は日勤と夜勤の2つに分け、夜勤は夕方から翌朝までの16時間程度になるのが一般的です。
長い分、勤務の途中に仮眠時間が設定されます。
日本看護協会は夜勤・交代制勤務に関するガイドラインで、夜勤の負担を減らすための考え方(勤務と勤務の間隔を空ける、仮眠を確保する等)を示しており、三交代制では月8回以内が夜勤回数の目安として広く知られています。
どちらが楽かは一概に言えません。
ケースによりますが、「回数は多いが1回が短い」三交代か、「1回は長いが出勤回数が少ない」二交代か、自分の体質との相性で感じ方が分かれます。
夜勤の1日はこう流れる:現場のリアル
二交代の夜勤を例にすると、夕方に出勤して日勤者から患者さんの状態を引き継ぎ、消灯前の与薬や巡回、記録を行います。
消灯後は定期的な巡回と急変対応が中心で、交代で仮眠を取ります。
明け方は採血や検温、朝食の準備が重なる時間帯。
朝、日勤者へ引き継いで勤務終了です。
夜間は日中よりスタッフの人数が少なく、一人が受け持つ患者さんの数は増えます。
その分、優先順位を自分で判断する場面が多く、責任と裁量が同時に大きくなる時間帯だといえます。
先輩看護師の声を紹介します。
「一番きついのは眠気より、夜中の2時にナースコールが続くとき。でも『夜にいてくれてありがとう』って言われると、この時間の意味が分かるんです」
夜勤は患者さんにとって不安が強まる時間帯を支える仕事でもあります。
よくある誤解と「きつさの正体」
よくあるのが、「夜勤は徹夜と同じ」という誤解です。
実は、夜勤で一番こたえるのは勤務中の眠気そのものより、勤務明けから次の勤務までの生活リズムの立て直しだと言われます。
昼に眠り、夜に起きる日が不規則に混ざるため、体内時計がずれやすいのです。
だからこそ対策の中心は根性ではなく、仮眠・光・食事のコントロールになります。
逆にいえば、リズム管理の技術を身につけた人ほど夜勤と長く付き合えます。
「夜型か朝型か」より「自分の整え方を知っているか」が分かれ目です。
体調管理のコツと、進路段階でできる準備
現役世代が実践する体調管理の3原則
夜勤と付き合う体調管理は、3つの原則に整理できます。
1つ目は仮眠の質。
夜勤前に2時間程度の仮眠を取り、勤務中の仮眠時間は短くても横になる。
2つ目は光の使い方。
夜勤明けの帰り道はサングラス等で強い朝日を避け、眠る部屋を暗くして体内時計の混乱を減らす。
3つ目は食事のリズム。
夜中の食事は消化の良いものを少量にし、カフェインは勤務後半に取らない。
地味に見えますが、この積み重ねで翌日の回復がまるで違うと現場ではよく言われます。
高校生の今からできる練習は、テスト前の夜更かしのあとに「戻し方」を意識してみることくらいで十分です。
自分の睡眠の癖を知っておくことは、将来の勤務形態選びの判断材料にもなります。
実際の検討プロセス:夜勤への不安とどう向き合ったか
Aさん(高3)は、母親が看護師で夜勤明けに眠る姿を見て育ちました。
「大変そうな姿を知っているからこそ、自分に務まるか不安でした」
進路検討では、夜勤を理由に看護をあきらめるべきか、深夜まで口コミを読み続けて目が冴える日もあったそうです。
転機は、オープンキャンパスの個別相談で「夜勤のない働き方もある」と知ったこと。
最初は半信半疑でしたが、外来や健診センター、訪問看護など日勤中心の職場が実際にあると聞き、「夜勤ができなくなったら終わり、ではないんだ」と視界が開けました。
「入口の不安で出口の広さを見落とすところでした」
帰宅後、進路ノートに「夜勤=一生続ける前提ではない」と書き込んだ夜から、口コミを読み続ける時間は減ったそうです。
もう一人、Bさん(看護師2年目)の振り返りも紹介します。
「学生時代は夜勤が一番怖かったけど、実際に始まると、怖かったのは『知らないこと』だったと分かりました。仮眠の取り方も先輩が教えてくれます」
決める前に、働き方の選択肢まで含めて調べる。
この順番が大事です。
夜勤手当と「職場で変わる負担」を知っておく
夜勤には夜勤手当が支給され、看護師の収入を支える要素になっています。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査でも、看護師の給与水準は全産業平均と比べて安定していることが示されており、その一部は夜勤を含む交代制勤務が担っています。
一方で、夜勤の回数や体制(2人夜勤か3人夜勤か、仮眠室の環境など)は職場によって差があります。
正直なところ、同じ「看護師の夜勤」でも負担は職場選びでかなり変わります。
だからこそ大学在学中の実習や就職活動で、労働環境を見る目を養うことが将来の自分を守ります。
岐阜医療科学大学では1年次からのクラス担任制があり、学び方や進路の相談を継続的にできる体制が公式に示されています。
不安を一人で抱えず相談できる環境かどうかも、大学選びの立派な基準です。
オープンキャンパスの個別相談(希望制)で、夜勤への不安を率直に質問してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 夜勤は月に何回くらいありますか?
A1. 三交代制では月8回以内が広く知られた目安です。
二交代制では16時間程度の夜勤が月4〜5回程度が一般的な型ですが、職場により異なります。
Q2. 夜勤中に仮眠は取れますか?
A2. 二交代制の長時間夜勤では仮眠時間が設定されるのが一般的です。
ただし仮眠室の環境や取りやすさは職場差があり、就職時の確認ポイントになります。
Q3. 夜勤がどうしても無理な場合、看護師は続けられませんか?
A3. 続けられます。
外来・健診センター・訪問看護・企業など日勤中心の働き方があり、ライフステージに合わせて移る人も多いです。
Q4. 夜勤手当はどれくらい収入に影響しますか?
A4. 金額は職場により異なりますが、夜勤手当は看護師の月収を押し上げる主要な要素の一つです。
同じ職場でも夜勤回数で月収が変わります。
Q5. 朝型の人は看護師に向いていませんか?
A5. そんなことはありません。
大切なのは朝型・夜型より、仮眠や光の管理で生活リズムを立て直す技術です。
これは働きながら身につけられます。
Q6. 学生のうちから夜勤はありますか?
A6. 看護学生の臨地実習は日中が基本で、学生が夜勤労働をすることはありません。
夜勤を実際に経験するのは就職後です。
Q7. 夜勤の負担は今後軽くなっていきますか?
A7. 日本看護協会がガイドラインで負担軽減策を示すなど、労働環境の改善は進んでいます。
勤務間隔の確保や仮眠環境の整備に取り組む病院は増えています。
まとめ
この記事のまとめ:要点3つ
- 夜勤には三交代制と二交代制があり、回数・長さ・休息の設計が職場で異なる
- きつさの正体は生活リズムのずれで、仮眠・光・食事の3原則で対策できる
- 夜勤のない働き方への道もあり、不安だけで看護の進路を閉じる必要はない
夜勤の実態を知った上でなお看護師を目指したいと思えたなら、その気持ちは信頼していいものです。
次の一歩として、現場を知る人に直接質問できる場へ足を運んでみてください。
岐阜医療科学大学のオープンキャンパスでは、学科説明会や希望制の個別相談で、働き方や学生生活の疑問を直接聞けます。
医療職の進路を全体から整理したい方へ
医療職には、医師や看護師だけでなく、リハビリ職、検査職、放射線職、薬剤師、医療事務など、さまざまな選択肢があります。
進路を考える際は、資格の取得方法や仕事内容だけでなく、自分の適性、働き方、将来性、ほかの医療職との連携まで含めて整理することが大切です。
医療職ごとの役割や違い、進学先の選び方、チーム医療の仕組みを全体から理解したい方は、「医療職の進路をどう考えるべきか|職種理解からチーム医療までの構造整理」もあわせてご覧ください。
医療職への理解を深めたい方へ
医療職の進路を考えるには、職種、適性、資格、将来性、働き方を整理することが大切です。気になるテーマからご覧ください。
医療職の種類と役割
医療職ごとの仕事内容や、医療現場で担う役割を知りたい方はこちら。
医療職に向いている人の考え方
医療職に求められる適性や、仕事と向き合う姿勢を知りたい方はこちら。
医療職に必要な資格と学びの構造
必要な資格、進学先、国家試験までの流れを整理したい方はこちら。
医療職の将来性と社会的役割
医療職の需要や将来性、社会の中で果たす役割を知りたい方はこちら。
チーム医療という働き方の本質
多職種が連携して患者さんを支える、チーム医療の仕組みを知りたい方はこちら。
医療職を目指すなら、岐阜医療科学大学で学びませんか?
岐阜医療科学大学では、臨床検査技師、診療放射線技師、薬剤師、看護師、助産師など、医療現場を支える専門職を目指せます。
医療職の仕事内容や資格、進路について理解を深めたら、次は実際の学びの環境や入試情報を確認してみましょう。学部・学科の特徴、入試制度、オープンキャンパスなどの最新情報は、高校生・受験生専用サイトから確認できます。
高校生・受験生の方はこちら
【入試について問い合わせる】
フリーダイヤル:0120-23-4186
【イベントについて問い合わせる】
TEL:0574-65-6555
関キャンパス
保健科学部
臨床検査学科・放射線技術学科
大学院
保健医療学研究科
〒501-3892
岐阜県関市市平賀字長峰795-1
TEL:0575-22-9401
FAX:0575-23-0884
可児キャンパス
薬学部
薬学科
看護学部
看護学科
助産学専攻科
〒509-0293
岐阜県可児市虹ヶ丘4-3-3
TEL:0574-65-6555
FAX:0574-65-7801
岐阜医療科学大学の最新情報をチェック
大学での学びや学生生活、イベント情報は、各公式SNSでも発信しています。
▶︎Instagram
▶︎X
▶︎TikTok
▶︎YouTube
▶︎公式LINE
医療職への第一歩として、まずは学部・学科の情報や入試イベントを確認してみてください。
アーカイブ
カテゴリー
- カテゴリーがありません。


