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京都大学との共同研究による模擬無重力実験を実施しました

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岐阜医療科学大学保健科学部臨床検査学科の田中邦彦教授らは、京都大学の研究グループと共同で、宇宙医学の専門知識を持つ人材の育成を目的とした「宇宙航空人材育成プログラム」に取り組んでいます。
今回、その取り組みの一環として、2026年9月3日から14日まで、本学可児キャンパスにおいて「模擬無重力実験(ベッドレスト実験)」を実施しました。

 

本実験は、宇宙空間における無重力環境が人体へ与える影響を地上で再現し、その変化を検証することを目的としています。
被験者は頭部を約6度低くした状態でベッドに横たわり、10日間にわたり生活します。
この方法により、心臓・血管機能、平衡機能、免疫機能、循環機能、運動調節機能など宇宙飛行中に近い身体状態を再現します。
本学では,さまざまな身体機能の変化、特に内耳を介した平衡感覚とその調節機能を測定します。

 

今回の実験では、女性被験者3人が初めて参加しました。
これまでに実施した実験では男性被験者を対象としていましたが、女性が加わることで、無重力環境下における身体変化の男女差についても検証を進めています。

また、前回の実験では、平衡感覚をつかさどる内耳の前庭系に電気刺激を与えることで、宇宙飛行後の立ち眩み予防,姿勢調節に有効である可能性が示されました。こうした研究成果は、NASAの医学研究チームからも注目されており、今回の実験ではこれまでの知見を踏まえながら、さらなる身体機能の変化について検証を行いました。

この成果はリハビリは高齢者の転倒予防にもつながることが期待されます。

 

本学では今後も、国内外の研究機関との連携を通じて宇宙医学研究を推進するとともに、将来の有人宇宙活動や医療分野の発展に貢献できる高度専門職業人の育成に取り組んでまいります。

 

ご協力いただいた被験者の様子