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これは…尿検査のキット?
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正解!健康診断で尿を取る時に使ったりするものだね。
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よく考えると尿から体の色んな情報が分かるなんて不思議だなぁ。どうやって調べているんだろう?
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確かに、どんな検査が行われているか気になるよね。 尿検査は一般検査とも言われ、臨床検査技師の基本的な仕事の一つなの。 実際に一般検査学の授業でどんなことを学んでいるのか、少し見てみよう!
—実習室—
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ここは臨床検査学科の実習室だね。尿検査の時に使うコップと・・・あれ?手に何か持っているね?
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これは「尿検査」の実習をしているところだね。 試験紙を用いて尿の状態を確認しているんだ。手もとをズームしてのぞいてみよう!

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カラフルな色が見えるね。試験紙と何かを見比べているようだけど・・・。
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その通り! 試験紙を尿につけると成分によって色が変化するから、試験紙の色と見本の色とを比較して、成分に異常がないか見ているんだよ!糖やタンパクの項目が陽性の色に変化すると、体が不調になっていることを表しているんだ。
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そうなんだ!どの色になるかによって様々な病気のサインを知ることが出来るんだね! あれ?次は器具を使って何かをのぞいているよ?

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これは「屈折(くっせつ)計」という器具で、先端に尿をのせると比重(濃さ)が測れるんだ。 レンズの中には目盛りがあって、それをみるだけで尿の濃さが数値化されるよ。 その数値が、基準値よりも高いか低いかを見ることで体の異変に気付くことができるんだよ!
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へー!尿検査だけでも体の中のたくさんの情報が得られるんだね! 普段私たちが何気なくしている検査も、病気の早期発見につながる大切な検査なんだね。
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その通り! こうした授業を通じて、医療現場で活躍する力が少しずつ育まれていくんです! 次回は、また別の学科の“リアル”な授業をお届けします。お楽しみに!
