ラジエーションハウス(放射線実習室)へようこそ!
今回は私たち放射線技術学科の学生が学ぶ「X線」を使った授業について紹介するね!
X線ってどういうものなの?なんかかっこいい名前だね! X線は放射線の一種だよ!レントゲン写真ってとったことあるかな? 部活で骨折した時にとったよ!骨が白く写っていたような気がする…。 レントゲン写真は「X線」を用いて撮影しているんだ。
人体には、骨のようにX線をあまり透過しない組織や肺のように空気を多く含んでいて良く透過する組織があって、それによって白黒が決まるから、骨が白く写るのはそうゆう仕組みなんだ!黒く写る肺に何か異常があれば、白く写って病気を見つけることもできるんだよ。
なるほど!レントゲン写真で病気を発見することができれば、病気で苦しんでいる人を助けることが出来るね。 ちなみにレントゲン写真のレントゲンは、X線を発見した「レントゲン博士」に敬意を表して使われていた言葉だから、正式名称ではないんだ。
実際に授業でどんなことを学んでいるのか、少し見てみよう!
—実習室—
これは何の装置だろう?このオレンジの人形を患者さんに見立てて実習するの? これは「X線撮影装置」。いわゆるX線写真を撮ることができるよ。オレンジの人形は「ファントム」と言って、人体に近い素材でできているんだ。撮影する部位によって撮影法が決まっているから、このファントムを使って実際に撮影して学んでいくんだ。他にも、撮影条件も部位によって決まっているし、放射線の被ばくも考えながら撮影するんだよ。 へー!装置の操作だけじゃなくて、撮影法や撮影条件も考えながら撮影しているのか。まさにプロフェッショナルな仕事だね!
これは何だろう?大きなドーナッツのような装置だね! この装置は「X線CT装置」というんだよ!
さっきの X線撮影装置は1方向からX線を照射していたけど、CTはX線発生装置が360度回転しながらX線を照射しているから、1回転分のデータを取得できるんだ。そのデータをコンピュータ処理して体内の輪切り画像ができるんだ!
へー!すごい装置だね!ふと思ったんだけど…X線って身体に影響はないの? X線は放射線の一種だから、放射線の量によっては人体に悪影響が出るけど、こういった医療で使用される場合は、ほとんど人体に影響を及ぼさない範囲で、しっかりと診療放射線技師が被ばく線量を管理しているから安心だよ。 そうなんだ!放射線の安全管理も診療放射線技師の大切なお仕事なんだね! そういうこと!
患者さんが安心して検査が受けられるよう、しっかり管理しているんだよ。
放射線で体の中が見えるなんて、すごい世界だよね!
第3弾は、どの学科の“医療の授業”が登場するのか…お楽しみに!



