GUMS LIFE

サークル活動の魅力をここから発信!Vol.1薬学・看護学研究サークル

岐阜医療科学大学には、学生同士の交流や学びを深めるクラブ・サークル活動がたくさんあります! 専門知識の勉強だけでなく、仲間と協力したり、他学科の学生とつながったりできるのも魅力のひとつ。 ここでは、医療従事者を目指す学生たちのリアルなサークルライフを紹介します!

今回紹介するのは、「薬学・看護学研究サークル」です。今年新たに誕生したこのサークルでは、看護学生と薬学生が互いの職務を体験し、理解を深めることで、将来の医療現場で活躍するための実践的なスキルや人間性を育んでいます。
活動の中心となっている「看護×薬学体験ラボ」は、まさにそんな学びの場!お互いの仕事を知り、チームで働くことの楽しさや大切さを、肌で感じることができます。

現在活動している学生は、薬学部14人、看護学部7人。

学部を越えた交流が、日常的に行われています。

第1回「看護×薬学体験ラボ」を開催(3月11日)

2025年3月11日には、看護学部の学生6人と薬学部の学生12人が参加し、初めての「看護×薬学体験ラボ」を開催しました。

当日は、実際の医療現場で行われるような体験をしながら交流を深めました。

このイベントは、将来チームで医療に関わる看護師と薬剤師が、お互いの仕事を理解することを目的に実施されたものです。普段は別々に学んでいる学生同士が、それぞれの専門分野について教え合いながら学びました。

■ 看護体験:赤ちゃんのケアを体験!

看護体験では、新生児の人形を使ってバイタルサイン(体温や脈拍など)の測り方や、おむつ交換を実践。
看護学部3年生の先輩が先生役となり、「どこを見ればいいのか」「気をつけることは何か」など、丁寧にレクチャーしました。

赤ちゃんモデルのおむつ交換に取り組む薬学生

■ 薬学体験:薬剤師の仕事をやってみよう!

薬学体験では、粉薬を量って調剤したり、軟膏(なんこう)を混ぜて作ったりと、薬剤師の仕事を体験。
看護学生にとって、薬がどのように準備されているのかを知る貴重な機会になりました。

薬剤師業務のひとつ「軟膏調剤」に挑戦する看護学生

 

 

初めての開催でしたが、学生同士がすぐに打ち解け、笑顔で交流していました。
医療の世界での“チームワーク”の大切さを知りながら、楽しく学べるイベントとなりました。

第2回「看護×薬学体験ラボ」を開催(8月22日)

2025年8月22日には、第2回「看護×薬学体験ラボ」を開催しました。
今回は、看護学部の学生5人、薬学部の学生7人が参加し、より実践的な内容に挑戦し、お互いの仕事への理解を深めました。

■ 看護体験:点滴ってどうやってするの?

交流会の前半では、看護学部の教員の指導のもと、点滴の手順を学ぶ体験を行いました。

学生たちは、
・駆血帯(くけつたい)を使って血管を探す
・モデルの腕に針を刺し、チューブをつなぐ
・点滴の落ちる速さを調整する
といった看護師の一連の手技を体験。
さらに、透明テープでの固定方法や、安全性を高める点滴針の仕組みなども学び、薬剤師が準備した薬がどのように患者さんに投与されるのか、より深く理解することができました。

駆血帯を巻いて血管を探し針を挿入する薬学生

■ 薬学体験:薬剤師の調剤をやってみよう!

後半は薬学部4年生が先生役となり、水薬の計量方法や、分包機(ぶんぽうき)を使った粉薬の包装をレクチャーしました。

看護学生は、薬剤師が普段どのように薬を作り、患者さんに届ける準備をしているのかを間近で体験。
自分の専門だけでなく、医療チームの他の職種への理解を広げる貴重な機会となりました。

輸液バッグをセットした後クレンメで滴下数を合わせる学生たち

 

 

サークル顧問の声

体験ラボでは、学生同士が自然と会話を交わしながら学び合い、和やかな雰囲気で交流する姿が見られました。
看護と薬学、それぞれの専門を超えて学び合うことで、将来医療現場で働くうえで大切な“チーム医療”への意識が高まるような活動になっていくことを願います。

 

サークル基本情報

活動日:月1~2回程度

活動場所:可児キャンパス

活動内容:

・看護×薬学体験ラボの開催

・医療技術の相互体験

・勉強会・交流会など

部員数:21名(薬学部14名/看護学部7名)※2025年現在

活動費:必要に応じて材料費程度