GUMS LIFE

トキシックフォトクラブの学生が植樹しました

毒を「知る」ことで、自然はぐっと身近に、そして面白くなる——。トキシックフォトクラブでは、有毒植物の写真を撮ったり、植物園や展示会に行ったり、学生たち自身が意見を出し合って様々な活動を行っています。現在、薬学部1〜4年生の学生24人が所属しており、顧問の森博美教授と和気あいあいと活動しています。

12月12日、可児キャンパスで、かねてより念願だった植樹がついに実現しました。
これまでに行ってきたフジバカマやスズランの移植に続き、今回は実用性と観賞性を兼ね備えた3種類の樹木が新たに仲間入り。自分たちの手で土を整え、苗木を植えることで、キャンパスの自然がより豊かになるだけでなく、植物について学ぶ貴重な機会にもなりました。

キャンパスの植生が、さらに豊かになりました。

今回植樹された3つの植物について、それぞれの特徴をご紹介します。

  • ミカン

特徴:暑さに強く、秋に収穫できる果実は親しみ深い存在

活用:果皮を乾燥させたものは「陳皮(チンピ)」と呼ばれ、胃腸の調子を整える芳香性健胃薬として、漢方処方に配合される重要な生薬

  • ナツメ

特徴:クロウメモドキ科の落葉小高木で、秋に実が赤く熟す

活用:生薬名は「大棗(タイソウ)」です。ドライフルーツや薬膳料理(サムゲタンなど)の材料として広く知られ、滋養強壮や緩和作用を目的として漢方薬にも用いられる

  • レンゲツツジ

特徴:初夏に鮮やかなオレンジ色の花を咲かせる落葉低木

注意点:非常に美しい花ですが、葉・花(蜜)・根にグラヤノトキシンなどの有毒成分を含みます。教育の場において、その美しさと「毒性」の両面を学ぶ良い教材

 

 

 

学年を超えて協力しながら作業を行い、自然と会話も生まれる、思い出に残る1日となりました。

今回植えた木々が、これからどのように成長し、花を咲かせ、実をつけるのか――。
その変化を観察しながら、植物への理解をさらに深めていく予定です。

トキシックフォトクラブでは、植物の美しさだけでなく、薬や毒としての一面も学ぶ活動を行っています。

今後の成長と、キャンパス内での実りや開花が非常に楽しみです。

 

参加した学生たちの声

 

  • 自分たちの手で植物を植えたことで、よりいっそう植物の未来が楽しみになりました。(2年生)
  • 土を掘ったり苗を植えたりする中で、自然と会話も増え、サークルの一体感が深まったと思います。(2年生)
  • 木を植える時に重要なことは土の状態が、硬くなく栄養分が豊富である必要があることを学び、土台の大切さを改めて実感しました。(2年生)
  • 自然と向き合うとともに、仲間と協力して作業する大切さを実感できました。(3年生)
  • 学部を問わず有毒植物に興味を持ってもらえたらと思います。自分たちの手で植えた木が成長していく姿を見守るという、新しい楽しみが増えた充実の一日でした。(3年生)
  • 温州みかんは家庭に木があったりスーパーで買ったりして身近な植物だと思いますが、芳香性健胃の働きがあり、漢方薬に配合されています。大学に来る一般の方にも知ってもらえるように元気に育って欲しいです。(4年生)
  • 学年が変わったり卒業したりしても受け継いで木を育て、木が大きくなっていくといいなと思います(4年生)