ハワイ短期留学に行ってきました
今年も海外提携校であるホノルル市のハワイ大学カピオラニ・コミュニティ・カレッジ(KCC)で短期研修が行われました。3月12日から26日までの15日間の研修に、放射線技術学科21名(1年生9名、2年生12名)の学生が参加しました。
カレッジは、ダイヤモンドヘッドの麓にあり海を望む景色を眺望でき、緑豊かな木々に囲まれた美しいキャンパスです。
参加学生は、The Bus(ハワイの公共交通機関)の定期券を使用して通学し、午前中は一般英語(ハワイの生活などに関する簡単な英会話など)や医療英語(放射線技師と患者の会話・解剖など)の授業を受けます。ネイティブの先生方は,質問などを織り交ぜてゲーム感覚で授業が進められるため、リラックスして英会話を楽しめるようになります。
ランチはキャンパス内のカフェテリアにて自由にお食事(9ドル/日)、その後午後は、様々な活動が準備されていました。ヨガのレッスン、放射線技術学科での実習(X線撮影や採血)、ハワイの文化探訪、最高裁判所を訪問し模擬裁判を実施、病院見学、高齢者施設訪問、英語によるプレゼンテーションなどを行いました。放課後や休日は、The Busを利用しオアフ島内の観光を楽しみました。
今年度は参加学生すべてが放射線技術学科の学生ということもあり、医療英語は、X線撮影に関する会話、注意事項や説明などの実践的な内容が組まれており、参加学生は将来使える英会話を学ぶことができました。放射線技術実習では、放射線技術学科の学生さんの協力で、X線撮影や採血実習を行いました。1年生は白衣を着るのも初めてで、X線撮影初体験のため楽しく実習ができました。
現地の病院(キャッスルメディカルセンター)で働いておられる日本人呼吸管理士の留学経験、現在の病院での勤務内容などの講演会と病院見学では、留学することの厳しさや日本とアメリカの医療制度の違いなどを知り、最高裁判所では日本生まれの最高裁判所判事Sabrina McKenna判事と対面し日本とアメリカの司法制度の違い、女性が社会に進出する厳しさなど、アメリカで活躍する日本生まれの方達から直接お話を伺う貴重な体験をしました。また法廷で模擬裁判劇を行う特別な体験もしました。
高齢者施設(The Plaza Waikiki)訪問では、日本の出身地紹介、盆踊りをお年寄りと一緒に踊って、坊主めくりゲームを楽しみました。準備は大変でしたが、施設のお年寄りが本当に楽しんでくださり、会話が弾んで・・一生懸命したことに対して目に見える評価がいただけて大変貴重な経験ができました。中には「私の息子(孫?)の嫁に来て!」と言われた学生さんもいました。
研修の最後にハワイで何を学んだか?をテーマに現地のネイティブの指導のもとで英語のプレゼンテーションを作成し、KCCの担当者や参加学生の前で発表しました。夜遅くまでスライド作成や英語発表の練習をした成果もあり、高い評価を受けて、修了式を迎えました。学生本人が達成感を感じる素晴らしい経験をしてきました。
あっという間に過ぎた2週間ですが、ハワイ短期留学での英語に囲まれて実施される授業や活動の中で「英語が通じた」ことに喜び、英語でコミュニケーションをとる難しさも感じた経験が、自分自身をさらに成長させてくれると思います。多くの学生が海外短期留学を経験し次の一歩を踏み出してくれることを期待します。