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FACULTIES

放射線技術学科

豊富な知識と技術で病気に立ち向かう、
放射線医療の担い手

発展著しい放射線医療の現場で、優れた技術や実践力を発揮しながら迅速な判断により病気の早期発見・治療に貢献するプロフェッショナル。信頼のおける人間性と高度な医学的知識、独創性を兼ね備え、常にステップアップを目指す、前向きな姿勢が求められます。

Radiological Technology

学科の特長

臨床経験
豊富な教員

総合病院と
同等の実習設備

知識・技術・
実践力の習得

独創性・
専門性を養う

人間性を育む

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卒業生インタビュー

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6つのポイント

POINT 1

臨床経験豊かな教員による学びの提供

マンモグラフィ、CT、MRI、放射線治療、画像工学など、臨床経験豊富な教員が多数在籍しており、この強みを生かした教育を展開しています。教科書や座学だけでは得ることができない知識や技術を、学内実習で深めていきます。学生はいつでも教員に相談できる環境を整え、医療現場の実践に即した精度の高い技術指導を行っています。

POINT 2

先端医療さながらの実習機器を完備

カリキュラムの約半分が学内実習のため、キャンパス内にはあらゆるシーンに対応できる医療機器を整えています。X線CT装置をはじめ、大病院にしか普及していないMR装置やCR(コンピュータ画像診断)装置、マンモグラフィ装置なども完備。先端医療現場さながらの実習施設・設備があります。

X線CT室

X線撮影装置

超音波診断装置

RTPS(放射線治療シミュレーション)

MR装置

マンモグラフィ装置

POINT 3

医療のタスクシフトにも対応将来に繋がる実践力を養う

法改正により診療放射線技師が行う業務が拡大する医療のタスクシフト・タスクシェアにも対応。新たに業務拡大された『造影検査時の静脈路確保』もカリキュラムに組み込み、学内実習で実践的な学びを行っています。広範な学びを経験することで、将来活躍する診療放射線技師のフィールドも広がっています。

POINT 4

充実した国家試験サポートを受けられる

本学は入学生全員の診療放射線技師国家資格取得を目指し、様々な支援を行っています。

  • 1年生からクラス担任制によるきめ細かな指導
  • 教育支援センターによる受験対策支援
  • 繰り返し行う模擬試験と試験後の対策指導
  • 特別補講の実施
  • 教員による過去問題分析とオリジナル問題の作成
POINT 5

国家資格に関連したその他の資格が取得できる

放射線技術学科では、X線撮影技術の講義、実習により現場の即戦力となれる高度な専門性を有した技師を目指しています。そのうえで、放射線発生装置等を置く施設において、放射線障害防止のための管理・監督を行う「放射線取扱主任者」の国家資格の取得を奨励しています。
この資格は、診療放射線技師国家試験と学習内容が重なることも多いため、在学中の取得を目指しています。

POINT 6

徹底した就職支援により高い就職率を実現している

求人件数 求人数 求人倍率
診療放射線技師 469 1,111 10.5倍

診療放射線技師の特長として、早い時期に募集が始まる公立系病院は倍率が高く、定員に対してかなり多くの応募があります。本学では就職セミナー、模擬面接を行うなど、早期からきめ細やかな就職支援を行っているため、人気の高い国公立病院や準公立病院へも多くの卒業生が就職を果たしています。また女性技師の応募が例年以上に多く、早い段階で就職が決定しています。

教育目的について
カリキュラム
教員紹介

教育目的について

保健科学部の教育目的

  • 地域医療に貢献する医療人の一員として、保健医療の現場で主体的に活躍できる臨床検査技師・診療放射線技師を育成する。
  • 豊かな人間性と高い倫理観、専門性ならびに国際感覚を身につけ、社会で求められる多様な役割を果たすことが出来る臨床検査技師・診療放射線技師を育成する。
  • 臨床検査学もしくは放射線技術学の進歩に積極的に対応し、様々な状況に対応できる優れた判断能力および管理能力を備え、チーム医療の一員として高い技術とコミュニケーション能力を発揮できる臨床検査技師・診療放射線技師を育成する。
  • 医療技術の多様化・高度化に積極的に対応し、様々な状況に対応できる優れた判断能力および管理能力を備え、チーム医療の一員として高い技術とコミュニケーション能力を発揮できる看護師・保健師を育成する。

放射線技術学科の教育目的

  • 保健科学を通して豊かな感性と確かな知性を育み、放射線医療における倫理性と独創性を持って、人間に対する包括的な理解を深め創性を持って、人間に対する包括的な理解を深める。
  • 幅広い理数系・幅広い理数系の基礎的知識と高度な医学的知識を背景に、医療における放射線分野の基礎的知識と高度な医学的知識を背景に、医療における放射線分野の専門技術を習得する。
  • 質の高い医療を目指し、目的を達成する強い意思と理工学の技術を医療に応用する実践力を養い、チーム医療に必要な対話能力ならびに自主性を育成する。

学位・資格について

学位(本学卒業により授与) 学士(保健学)
取得を目標とする資格 診療放射線技師(国家試験受験資格)
取得可能な資格 第1種放射線取扱主任者
第2種放射線取扱主任者
エックス線作業主任者
ガンマ線透過写真撮影作業主任者

ご挨拶

丹羽 政美保健科学部長

「技術者たる前によき人間たれ」という建学精神のもと、高い倫理観を持って保健医療の現で主体的に活躍できる臨床検査技師および診療放射線技師の育成を目指しています。保健科学部のカリキュラム・ポリシーとして、9の基本的な資質(①技師としての心構え、②患者・生活者本位の視点、③コミュニケーション能力、④チーム医療への参画、⑤基礎的な科学力、⑥地域の保健医療現場での実践的能力、⑦研究能力、⑧自己研鑽、⑨教育能力)を掲げ、これらを修得するための授業が配置されています。基礎分野、基礎専門分野、専門分野の科目を総合的に学ぶことで、縦断的な知識を相互に関連させ、チーム医療で活躍できる高い専門性と技術力、さらにはコミュニケーション力を身に付けます。また、保健科学部では、早くから医療現場の見学実習科目などを配置して、自らが医療人になるために主体的に取り組む姿勢を育み、チーム医療への参画を積極的に進める力を身に付けていきます。さらに、本学の担任制は、学生の伸びる力を育て、積極的に学生と教員との関係を築くことで、コミュニケーション力を育みます。本学の医療教育のなかで皆さんも楽しく学びましょう。

西出 裕子放射線技術学科長

X線が1895年に発見されたのを契機に放射線科学が飛躍的に発展を遂げ、診療放射線技師が携わる業務はX線、超音波、磁気などを利用する検査の診断部門から高エネルギー放射線を用いた治療部門まで多岐に渡っています。そのため診療放射線技師には、急速に変化する様々な技術革新に対応する知識と技術の習得が求められています。
本学科では総合病院と同等の実習設備を備え、臨床経験豊富な教員の指導のもと、医学や理工学の基礎、高度な専門的知識は勿論のこと、より医療現場に求められる実践力を高める教育を行っています。近年の医療では様々な医療スタッフによる「チーム医療」により、診断と治療が行われています。そのため診療放射線技師に求められるテクニカルスキルだけではなく、ノンテクニカルスキルと言われる接遇やコミュニケーション能力、いわゆる「人間力」の育成にも力を注ぎます。現代の診療放射線技師に対するニーズを的確に反映した教育方針を掲げ、医療の第一線で活躍できる人材を輩出することこそ、本学科の使命です。

段階的なカリキュラムと、きめ細やかな指導体制

基礎分野では、数学・物理学・化学といった理工学的知識や人体解剖学など医療基礎知識を身に着けるとともに、医療人としての心構えを学びます。専門に至る過程では、X線撮影技術の講義・実習などを経て、本格的な臨床実習に臨みます。現場で即戦力となる臨床経験や、患者さん・医療スタッフとのコミュニケーション能力磨きながら、自ら選んだテーマで卒業研究を行います。

  • 《4年次》

    専門分野(総合科目)

    科目横断的理解と実践力、探究心と問題解決姿勢、専門関連分野の理解を身につける。
  • 《2〜3年次》

    専門分野

    科目横断的理解と実践力、探究心と問題解決姿勢、専門関連分野の理解を身につける。

    専門基礎分野

    科目横断的理解と実践力、探究心と問題解決姿勢、専門関連分野の理解を身につける。
  • 《1年次》

    基礎分野

    人間、社会、健康の幅広い分野の理解、コミュニケーション力、自主的学習姿勢を身につける。この基礎分野を土台にし、2〜3年次の専門基礎分野・専門分野、4年次の専門分野(総合科目)へとステップアップしていきます。

1年次の具体的なカリキュラム

人間性

ボランティアや手話などを授業で学ぶことで、医療人として持つべき精神を育みます。

  • 生命倫理学
  • コミュニケーション論
  • アカデミック基礎セミナー
  • 社会慣習・マナー技法
  • 手話技法

国際性

諸外国との人材交流が盛んな現在の医療界で必要となる、多様な言語を中心に語学力を習得します。

  • 英語
  • 英会話
  • 中国語
  • 韓国語
  • ポルトガル語

学際性

異なる学問分野を学ぶことで、一人の医療人として働く上で必要な知識や技術を身につけます。

  • 医療心理学
  • 社会福祉論
  • 医療サービス概論
  • 地域医療概論
  • 医療経済学
  • 健康スポーツ科学

診療放射線技師の行う5つの検査

画像検査

人体各部のX線撮影、消化管や血管造影検査、コンピュータ断層撮影(CT)、磁気共鳴画像(MRI)、超音波画像検査などを行います。

ラジオアイソトープ検査

ラジオアイソトープという微量な放射線を発する物質を体内に投与した上で、体内臓器から放出される放射線で画像を作り撮影を行う検査です。

放射線治療

放射線を使ってガンなどの細胞を破壊する治療です。手術による「外科的治療」や全身に影響する「抗がん剤」に比べ、患部だけを選択的に治療できます。

放射線管理

放射線を扱う専門家として機器や環境等の安全管理を行います。

医用画像管理

医療用画像管理システム等の運用管理を行います。

4年間の流れ

1

基礎分野の知識を固め、医療人の心構えを学ぶ

数学・物理学・化学といった理工学的知識を身につけます。臓器の構造や位置関係を学ぶ人体解剖学は、後の画像診断に不可欠な基礎的科目となります。

基礎分野 倫理学、生命倫理学、心理学、法学、経済学、社会慣習・マナー技法、コミュニケーション論、手話技法、アカデミック基礎セミナー、情報処理、数学Ⅰ、数学Ⅱ、物理学Ⅰ、物理学Ⅱ、化学、生物学、基礎英語、英語Ⅰ、英会話Ⅰ(初級)、中国語、韓国語、ポルトガル語、医療心理学、社会福祉論、医療サービス概論、地域医療概論、医療経済学、健康スポーツ科学
専門基礎分野 医学概論、人体解剖学Ⅰ、人体解剖学Ⅱ、生化学、看護学概論、衛生学・公衆衛生学、医用統計学、医用電気工学、医用電子工学、医用放射線物理学Ⅰ、医用放射線物理学Ⅱ、放射化学Ⅰ、放射線生物学Ⅰ
専門分野 チーム医療論

2

診療画像学の第一段階はX線撮影技術の講義・実習

医学的な専門基礎分野の学びと並行して、診療放射線技師が最初に取り組むX線の撮影技術などを学び、専門分野の講義・実習が始まります。

基礎分野 英語Ⅱ、英語Ⅲ、英会話Ⅱ(中級)
専門基礎分野 生理学、免疫学、薬理学、病理・病態学総論、臨床病態学Ⅰ、積分変換、医用電気・電子工学実験、医用放射線物理学Ⅲ、医用放射線物理学演習、放射化学Ⅱ、放射化学実験、放射線生物学Ⅱ、放射線生物学演習、放射線計測学Ⅰ、放射線計測学Ⅱ
専門分野 X線撮影技術学Ⅰ、X線撮影技術学Ⅱ、X線機器工学、医用機器工学Ⅰ、医用機器工学Ⅱ、X線機器工学実験、磁気共鳴論、超音波検査学Ⅰ、断層技術学Ⅰ、核医学機器工学、核医学技術学、放射性医薬品学、放射線治療機器工学、放射線治療学Ⅰ、医用画像工学、画像情報工学Ⅰ、医療安全管理学、臨床基礎実習Ⅰ、臨床実習Ⅰ

3

学内実習で専門性を高め、本格的な臨床実習に臨む

専門分野の学びを深め、学んだ知識・技術を学内の実習設備で確認します。臨床実習では担当技師のもとで実際に患者さんと接し、一通りの仕事を経験します。

専門基礎分野 臨床病態学Ⅱ、医用電気・電子工学演習、放射化学演習、放射線計測学実習、放射線計測学演習
専門分野 画像診断学Ⅰ、医用機器工学実験、磁気共鳴技術学、超音波検査学Ⅱ、断層技術学Ⅱ、核医学検査学Ⅰ、核医学検査学基礎実習、放射線治療学Ⅱ、放射線腫瘍学、画像情報工学Ⅱ、画像情報工学実験、放射線安全管理学、放射線安全管理学実習、放射線関係法令、放射線衛生学、実践臨床画像学Ⅰ、実践臨床画像学Ⅱ、臨床基礎実習Ⅱ、臨床実習Ⅱ

4

現場の即戦力となるべくさらなる臨床経験を積む

臨床実習では、より高度な専門性が求められ、学びを有効に活かせる実践力や、患者さん、医療スタッフとのコミュニケーション能力を磨きます。

専門分野 画像診断学Ⅱ、X線撮影技術学演習、診療画像機器工学演習、診療画像検査学演習、核医学検査学Ⅱ、放射線治療学演習、医療画像情報学演習、救急医学概論、実践臨床画像学Ⅲ、チーム医療演習、臨床実習Ⅲ、放射線学特論、卒業研究、総合放射線学演習Ⅰ、総合放射線学演習Ⅱ、英語文献講読

注〉2022年4月1日現在で選択科目を含みます。開講年次等変更の場合もあります。

主な実習病院・施設

岐阜県 朝日大学病院/揖斐厚生病院/大垣市民病院/可児とうのう病院/木沢記念病院/岐阜県総合医療センター/岐阜県立多治見病院/岐阜市民病院/日本赤十字社岐阜赤十字病院/岐阜大学医学部附属病院/岐北厚生病院/久美愛厚生病院/日本赤十字社高山赤十字病院/多治見市民病院/中濃厚生病院/東海中央病院/東濃厚生病院/土岐市立総合病院/中津川市民病院/長良医療センター/西美濃厚生病院/羽島市民病院/松波総合病院/美濃市立美濃病院/山内ホスピタル/関中央病院
愛知県 愛知医科大学病院/愛知県がんセンター中央病院/一宮市立市民病院/一宮西病院/刈谷豊田総合病院/江南厚生病院/小牧市民病院/総合大雄会病院/中京病院/豊川市民病院/名古屋医療センター/名古屋掖済会病院/名古屋市立大学病院/日本赤十字社名古屋第一赤十字病院/日本赤十字社名古屋第二赤十字病院/春日井市民病院/安城更生病院/半田市立半田病院/豊田厚生病院
三重県 三重県立総合医療センター/三重大学医学部附属病院/四日市羽津医療センター
滋賀県 日本赤十字社長浜赤十字病院
静岡県 遠州病院/静岡医療センター/静岡県立総合病院/静岡厚生病院/清水厚生病院/藤枝市立総合病院
富山県 高岡市民病院/富山市立富山市民病院
石川県 石川県立中央病院
福井県 福井県立病院/福井大学医学部附属病院
長野県 相澤病院/飯田市立病院/日本赤十字社長野赤十字病院
氏名 職位 学位 専門分野
丹羽 政美(学部長)
教授 博士(歯学) 放射線技術学、画像解剖学
西出 裕子(学科長)
教授 博士(医療技術学) 放射線技術学、放射線科学
小野木 満照 教授 修士(医療科学) 医学物理学・放射線技術学
櫻井 智徳 教授 博士(医学) 放射線科学
篠原 範充 教授 博士(工学) 放射線技術学、知能情報学、放射線科学
下郷 智弘 教授 博士(医療技術学) 医学物理学、放射線技術学
出路 静彦 教授 博士(理学) 放射線科学
吉田 貴博 教授 博士(工学) 医用工学
赤堀 克己 准教授 博士(数理学) 代数学、教科教育学
渥美 龍男 准教授 博士(理学) 生物物理学・機能生物科学
井堀 亜希子 准教授 博士(医療技術学) 放射線技術学、放射線科学
楳田 雄大 准教授 博士(歯学) 画像解剖学
加藤 太喜子 准教授 博士(情報科学) 哲学・倫理学
北 章延 准教授 博士(保健学) 放射線科学
杉浦 明弘 准教授 博士(情報科学) 認知科学,生体医工学
鈴木 正広 准教授 修士(保健医療学) X線撮影技術
安田 成臣 准教授 博士(医療技術学) 放射線科学、画像工学
山内 浩司 准教授 修士(工学) 放射線科学
石井 美枝 講師 修士(保健福祉学) 放射線技術学
早川 彩季 助教 修士(保健医療学) 放射線技術学、画像診断学
髙木 佑菜 助手 学士(保健学) 放射線科学