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薬学・看護学研究サークル 点滴の静注体験と調剤実習で交流を深めました

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薬学・看護学研究サークルは8月22日、可児キャンパスで第2回目の活動「看護×薬学体験ラボ」を行いました。看護学生と薬学生が互いの仕事を体験し、チーム医療への理解を深めることを目的に企画したものです。

 

当日は看護学部から5人、薬学部から7人の学生が参加し、実習体験を通じて交流を深めました。

今回は看護学部の井戸恵里助教が講師となり、注射薬の静脈注射(点滴)について学びました。学生たちは、駆血帯を巻いて血管を探す、模型に針を刺してチューブを接続する、滴下数を合わせるなど、看護師が行う一連の手技と注意点を実践。透明な固定テープや二重構造の点滴針など、患者さんの安全を守るための工夫にも触れ、薬剤師が調剤(混合)した薬が実際に投与されるまでの流れを理解しました。

後半は4年生の薬学生が中心となり、水薬の計量や分包機を使った散薬包装の手ほどきをしました。看護学生は薬剤師の調剤手順を間近で学び、職種を越えた理解を深める時間となりました。

 

以下、参加した学生の声を紹介します。

 

・点滴体験を通して、針を刺す緊張感や患者さんの不安に寄り添う大切さを学びました。安全確認や清潔操作の重要性を実感し、看護師の責任の重さとやりがいを感じました。(薬学生)

・点滴の仕組み、点滴をしている患者にどのように気を遣うか、気を付けるかを看護師の目線で学ぶことができました。薬剤師と看護師は実際に病院で一緒に働くため、お互いの意見を聞けるのはとても良いと思います。(薬学生)

・今回の体験を通して薬剤師が行う正確な調剤と、看護師が行う安全な投与は密接に関わっていると感じました。それぞれの役割を果たし、連携していく重要性を実感することができました。(看護学生)

・薬剤師の視点を学べることで、看護師になった際、患者さんに薬の正しい情報を伝えることで安心をもたらすことや他の職種の立場を知ることでチーム医療の連携がスムーズになり、とても素晴らしい経験になりました。(看護学生)

 

 

薬学・看護学研究サークルは、薬学と看護学を学ぶ学生が職種の垣根を越えて交流・研究を深めるチームです。

今後も定期的に実習や見学を行い、チーム医療を支える視点を養っていく予定です。

 

「看護×薬学体験ラボ」に参加したメンバー(模擬調剤室にて)

 

 

駆血帯を巻いて血管を探し、針を挿入する薬学生

 

 

点滴セットにあるクレンメ(流量調節器具)を確認している薬学生

 

 

輸液バッグをセットした後、クレンメで滴下数を合わせる学生達