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英文学術誌「Journal of Natural Medicines」に本学研究成果が掲載されました

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本学薬学部 生薬学・漢方薬学分野の伊藤哲朗教授らが中心となって進める研究の成果が、国際的な英文学術誌 Journal of Natural Medicines に速報として掲載されました。

https://link.springer.com/article/10.1007/s11418-025-01986-4

本研究では、フタバガキ科植物 Vatica albiramis の材から、2種の高度に縮合したレスベラトロール8量体(vateriaphenol Aおよび新規化合物 vaticanol Q)を単離し、その詳細な化学構造を解明しました。
構造決定には、低温NMR測定、円二色性分光法(CD)に加え、micro電子回折(microED)および放射光X線結晶構造解析といった先端的解析手法を組み合わせることで、絶対立体配置を含む精密な構造情報を取得しました。
また、生物活性評価としてウイルス不活化試験を行った結果、vateriaphenol Aはネコカリシウイルス、インフルエンザAウイルス、ムンプスウイルスに対して顕著な殺ウイルス作用を示し、高度縮合スチルベノイド類が新規抗ウイルス創薬シーズとして有望であることが示されました。

 

本研究は、以下の国内研究機関との共同研究により実施されました。

共同研究機関
東京大学・分子科学研究所(放射光X線結晶構造解析/MicroED解析協力)
微生物化学研究所(NMR測定)
筑波大学・東北大学(MicroED測定/解析協力)
岐阜薬科大学(構造解析)
中部大学(殺ウイルス作用評価)

 

本成果は、天然物化学と生体防御機構の理解を基盤とした学際的研究の成果であり、天然資源の新たな価値創出につながるものです。

今後、機能性天然物の探索や創薬研究への応用を通じて、社会的課題の解決に資する展開が期待されます。

 

論文受理日:2025/11/20
論文掲載日:2025/12/23