助産師になるには?看護師からの手順と大学選びのポイントを徹底解説
助産師になりたいけれど何から始めればいいか分からない人へ、資格取得までの道のりと進学先の選び方を整理
助産師になるルートは大きく3つで、いずれも先に看護師の学びを修めることが前提です。
具体的には「大学在学中に助産課程を履修する」「大学卒業後に1年制の助産学専攻科・別科へ進む」「大学院で2年学ぶ」の3通りです。
つまり高校生の段階で決めるべきことは、助産課程まで見据えてどの看護系大学に進むかという一点に絞られます。
「赤ちゃんに関わる仕事がしたい」と思って検索したのに、専攻科、別科、大学院と言葉が並んで手が止まっていませんか。
「看護師の資格も必要って本当?」「選抜に落ちたらどうなるの?」
そんな疑問を深夜に何度も検索し直している高校生は、実はとても多いです。
この記事では、助産師資格取得までの手順を時系列で整理し、進学先を選ぶときに確認すべきポイントを、よくある検討プロセスの再現とあわせて紹介します。
読み終える頃には、自分が今やるべきことが具体的に見えるはずです。
【この記事のポイント】
- 助産師は看護師資格が前提で、ルートは「在学中履修」「1年制専攻科・別科」「大学院」の3つ
- 進学先選びは「助産課程が学内にあるか」「選抜人数と条件」の確認が最重要
- 高校生の今できる準備は、看護系大学の比較とオープンキャンパスでの質問
この記事の結論
- 最も重要なのは、助産師には看護師国家試験の合格(または同時受験)が前提条件になると理解すること
- 助産課程は定員が少なく学内選抜があるため、進学先は「その先の道」まで見て選ぶ必要がある
- 岐阜医療科学大学のように看護学部と助産学専攻科の両方を持つ大学なら、4年間の学びから助産へ接続する道を同じ環境で描ける
- 迷っている段階なら、複数の大学のオープンキャンパスで「助産課程への進み方」を直接質問するのが近道
高校生が知っておきたい、助産師資格取得までの3つのルートと流れ
ルートの全体像は「看護師の学び+助産課程」の二段構え
助産師は、看護師の教育課程を修めたうえで助産師の教育課程を修了し、助産師国家試験に合格して初めて名乗れる資格です。
ルートは3つあります。
1つ目は、助産課程を併設する4年制大学で在学中に選抜を受けて履修する方法。
2つ目は、看護系大学を卒業後、1年制の助産学専攻科や助産師学校・別科に進む方法。
3つ目は、大学院の助産師養成課程で2年間学ぶ方法です。
どのルートでも助産師国家試験の受験資格が得られ、厚生労働省の公表では助産師国家試験の合格率は近年95%を超える水準で推移しています。
なお法律上、助産師は女性のみが取得できる資格である点も知っておきましょう。
よくあるのが「看護師資格が先」と知らずに進路を組むミス
よくあるのが、「助産師コースのある学校に入ればすぐ助産の勉強ができる」という誤解です。
実際は、看護の基礎を学び看護師国家試験の受験資格を得ることが先で、助産の専門教育はその上に積み上がります。
Aさん(高3)は「助産師一直線」のつもりで学校を探し、途中で「まず看護師なんだ」と気づいて計画を立て直しました。
「遠回りに感じたけど、お産だけじゃなく妊娠中から産後まで支えるには看護の土台が要るって、説明会で聞いて納得しました」
彼女はそう振り返ります。
遠回りではなく、必要な積み上げなのです。
在学中履修・専攻科・大学院、それぞれのメリットと注意点
在学中に助産課程を履修できる大学は、4年間で看護師と助産師の両方の国家試験受験資格を得られる可能性がある一方、定員が少なく学内選抜の競争があります。
実習も重なり、正直なところ学業負担はかなり大きくなります。
1年制の専攻科・別科は、看護の学びを終えてから助産に集中できるのが利点で、社会人経験を挟んで進む人もいます。
大学院ルートは2年かけてじっくり学べますが、期間と費用は増えます。
ケースによりますが、「4年で看護をしっかり固めてから1年間助産に集中する」流れは、学びの深さと負担のバランスが取りやすい選択肢といえます。
岐阜医療科学大学にも、可児キャンパスに看護学部と1年制の助産学専攻科が置かれています。
後悔しない進学先の選び方と、今からできる準備
大学選びで確認すべき3つのポイント
助産師志望の大学選びでは、次の3点を確認してください。
1つ目は、助産課程が学内(併設の専攻科・大学院を含む)にあるか。
学内にあれば、教員や環境に慣れた場所で進学を目指せます。
2つ目は、助産課程の定員と選抜条件。
成績や面接で選抜されるのが一般的なので、何年次の成績が見られるのかまで質問しましょう。
3つ目は、看護師国家試験のサポート体制。
土台の看護師資格を確実に取れる環境かどうかは、助産への道の生命線です。
岐阜医療科学大学では、1年次から卒業までのクラス担任制や、教育支援センターによる基礎学力向上と国家試験対策、学内オリジナル模試と外部業者模試の併用といったサポートが公式に示されています。
実際の検討プロセス:迷いから決定までの時系列
Bさん(高2)の母親は、娘の「助産師になりたい」に最初は戸惑ったそうです。
「ルートが複雑で、何を比べればいいのかすら分かりませんでした」
親子でまず、通える範囲の看護系大学を一覧にし、助産課程の有無で絞り込みました。
比較中は「選抜に落ちたら4年間が無駄になるのでは」という迷いが最大の壁だったといいます。
転機はオープンキャンパスでの個別相談でした。
「選抜に進めなかったとしても看護師として働きながら専攻科を目指す道がある、と具体的に聞けて、初めて安心できました」
最初は半信半疑だった娘さんも、在学生の話を聞いた帰り道、パンフレットの付箋の数が倍になっていたそうです。
決定前には、選抜の時期と条件をもう一度メールで確認したとのこと。
不安→比較→納得→最終確認という流れは、多くの家庭に共通します。
高校生の今できる準備は「比較」と「体験」
高1・高2なら、まず理系科目(特に生物・化学)の基礎を固めつつ、看護系大学を3校程度比較する表を作ってみてください。
実は、この「自分の手で比較した経験」は総合型選抜や面接で志望理由を語るときの材料にもなります。
誰かに勧められた学校ではなく、自分で条件を調べて選んだ学校だと言えるかどうかで、話の説得力は大きく変わります。
比較軸は「助産課程の有無」「選抜条件」「国家試験サポート」「通学・実習環境」の4つで十分です。
高3なら、志望校のオープンキャンパスで助産課程への進み方を必ず質問しましょう。
岐阜医療科学大学のオープンキャンパスでは、学科説明会や入試説明会に加えて希望制の個別相談があり、無料シャトルバスや学食ランチ体験も用意されています。
迷っている段階でこそ、一度現場の空気に触れてみてください。
オープンキャンパス情報はこちらから確認できます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 助産師になるには最短で何年かかりますか?
A1. 助産課程併設大学で在学中に履修できれば最短4年です。
卒業後に1年制の専攻科・別科へ進む場合は計5年、大学院なら計6年が目安です。
Q2. 看護師国家試験に受からないと助産師にはなれませんか?
A2. なれません。
助産師国家試験に合格しても、看護師国家試験に合格しなければ助産師免許は得られない仕組みです。
土台となる看護師資格の取得が前提です。
Q3. 助産師は男性でもなれますか?
A3. 現行の法律では助産師は女性のみが取得できる資格です。
男性で周産期医療に関わりたい場合は、看護師や他の医療職として関わる道があります。
Q4. 助産課程の学内選抜はどれくらい難しいですか?
A4. ケースによりますが、定員が少なく成績や面接で選抜されるのが一般的です。
大学ごとに条件が異なるため、オープンキャンパスで定員と選抜方法を直接確認するのが確実です。
Q5. 岐阜医療科学大学で助産師を目指せますか?
A5. 目指せます。
可児キャンパスに看護学部(看護学科)と1年制の助産学専攻科が置かれており、看護の学びから助産へ進む道を同じ大学内で描けます。
Q6. 助産師国家試験の合格率はどれくらいですか?
A6. 厚生労働省の公表では、近年95%を超える水準で推移しています。
ただし前提となる看護課程・助産課程の学びの積み上げがあってこその数字です。
Q7. 文系でも助産師を目指せますか?
A7. 目指せます。
入試科目は大学により異なりますが、入学後は生物・化学の知識を使うため、高校での基礎学習はしておくと安心です。
まとめ
この記事のまとめ:要点3つ
- 助産師は看護師の学びが前提で、ルートは「在学中履修」「1年制専攻科・別科」「大学院」の3つ
- 大学選びは「学内に助産課程があるか」「選抜条件」「国家試験サポート」の3点で比較する
- 高校生の今できる最善の一歩は、複数校の比較表づくりとオープンキャンパスでの質問
道のりが複雑に見えるのは、それだけ責任の重い専門職だからです。
まずは一校、実際に足を運んで「助産課程への進み方」を質問することから始めてみてください。
岐阜医療科学大学のオープンキャンパスでは、学科説明会や希望制の個別相談で助産への道筋を直接確認できます。
資料請求だけでも、比較検討の材料が一気にそろいます。
医療職の進路を全体から整理したい方へ
医療職には、医師や看護師だけでなく、リハビリ職、検査職、放射線職、薬剤師、医療事務など、さまざまな選択肢があります。
進路を考える際は、資格の取得方法や仕事内容だけでなく、自分の適性、働き方、将来性、ほかの医療職との連携まで含めて整理することが大切です。
医療職ごとの役割や違い、進学先の選び方、チーム医療の仕組みを全体から理解したい方は、「医療職の進路をどう考えるべきか|職種理解からチーム医療までの構造整理」もあわせてご覧ください。
医療職への理解を深めたい方へ
医療職の進路を考えるには、職種、適性、資格、将来性、働き方を整理することが大切です。気になるテーマからご覧ください。
医療職の種類と役割
医療職ごとの仕事内容や、医療現場で担う役割を知りたい方はこちら。
医療職に向いている人の考え方
医療職に求められる適性や、仕事と向き合う姿勢を知りたい方はこちら。
医療職に必要な資格と学びの構造
必要な資格、進学先、国家試験までの流れを整理したい方はこちら。
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