本学の重山昌人教授（薬学臨床分野）が，ITを活用した服薬サポートシステム「eお薬カレンダー」を企業と共同開発しました。

　薬剤師には，患者様の服薬状況の把握や服薬指導を行うことが義務づけられています。患者様の服薬状況をリアルタイムに把握し，治療計画通りに服薬されているかを確実に把握することが必要です。

　本学の重山昌人教授（薬学臨床分野）は，このような目的に最適なITを活用した服薬サポートシステム「eお薬カレンダー」を，共同研究者および企業と共同開発し，従来のお薬カレンダーと同じ使い勝手で患者様が簡単に使える改良型を製品化しました。本製品を利用すると，介護施設や在宅訪問施設に出向かなくても，薬局や訪問看護ステーション内でスマホやタブレットから服薬状況を確認でき，頓服薬の服薬頻度によって病状変化を察知するなど，処方改善や服薬指導の効率化に寄与することができ，また介護に関わる御家族にも安心を届けることができます。

　特に，訪問が制限された今日のコロナ禍における服薬サポートシステムとして，適したものであるといえます。

参考　http://www.lead-eng.co.jp/