薬学科萬代大樹准教授がアトロプ異性体に関する国際的専門書を分担執筆しました

このたび、本学薬学部薬学科の萬代大樹准教授が、化学の分野で権威のあるWiley社より刊行された専門書『Atropisomerism in Asymmetric Organic Synthesis: Challenges and Applications』において分担執筆を担当しました。

萬代准教授は、有機分子触媒を用いた不斉合成化学を専門とし、書籍内の第9章「Binaphthyl – Based Chiral DMAP Derivatives in Enantioselective Transformations」を執筆しました。本章では、ビナフチル骨格を持つキラルDMAP誘導体を用いたエナンチオ選択的変換反応について、最新の研究成果とその応用の可能性が詳述されています。

本書は、不斉合成化学における重要なテーマであるアトロプ異性体に焦点を当て、課題や応用の最前線を網羅した内容となっており、化学分野の研究者や実務者にとって貴重な知見を提供します。

本学は、本学教員の国際的な研究活動を通じて、最先端の科学技術の発展と社会への貢献に努めてまいります。

『Atropisomerism in Asymmetric Organic Synthesis: Challenges and Applications』
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/book/10.1002/9783527844258