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北 章延准教授が策定・執筆に参画した「核医学検査の撮像に関するガイドライン」が公開されました
このたび、保健科学部 放射線技術学科の北 章延 准教授が策定および執筆に参画した「骨SPECT撮像の標準化に関するガイドライン2.0」が公開され、2025年7月31日発行の学術誌『核医学技術』に掲載されました。
本ガイドラインは、核医学検査の中で最も実施件数が多い骨シンチグラフィにおける骨SPECT撮像に関する国内標準指針です。最新のエビデンスに基づき、施設間の差異を低減し、撮像条件の最適化を図る実務的な内容となっています。また、客観的な評価手順を整備し、国内で稼働するほぼすべての装置に対応しています。
本学は、診療放射線技師養成校の中でもSPECT対応ガンマカメラを学内に設置している数少ない大学の一つです。本装置を活用することで、ガイドライン準拠の条件検証や試験運用を学内で実施でき、共同研究や学生教育にも幅広く利用されています。学生実習では、撮像条件の設計から画像再構成、画質評価までを実機で体験でき、希望者は卒業研究として本装置を用いた研究に取り組むことも可能です。こうした学びを通じて、標準化や品質保証の考え方を身につけ、卒業後には即戦力として活躍できる実践的なスキルを養うことができます。
掲載情報
市川 肇, 三輪 建太, 北 章延. 骨SPECT撮像の標準化に関するガイドライン2.0. 核医学技術. 2025;45(3):194-211.

