中部国際医療センター連携放射線医療体験特別研修が開催されました

9月27日（土）に、中部国際医療センターにて本学の放射線技術学科3年生を対象とした放射線医療体験特別研修が開催されました。

研修には44人の学生が参加し、本学卒業生を含む診療放射線技師の先生方より高エネルギーＸ線治療および陽子線治療におけるビームデータの測定方法についてご教授いただきました。

ビームデータは、放射線治療実施のための基礎となるデータであり、患者さんの治療に直結するため、厳密な測定が必要となります。

本研修では、実際に高エネルギーＸ線、陽子線を照射し、それぞれ使用されるエネルギーや放射線を照射する範囲である照射野サイズを変化させることで、どのような線量分布が得られるかについて学習しました。

本研修をとおしてビームデータがどのように取得されているのかを自身の目で確認することで、放射線治療に関する理解がより深まる機会となりました。

また、陽子線治療は県内で中部国際医療センターの1施設のみでしか実施されていないため、このような研修を開催いただけたことは学生にとって大変貴重な経験となりました。